透きとおった海に漕ぎ出す
スタンドアップパドルボード

朝な夕なにヨガで整える

THE SCENEでは宿泊客を対象に、サンライズとサンセット、一日に二度、ホテルの一角のウッドデッキでヨガの時間を提供している。

インストラクターの渡辺朋江さんはインドのゴアでヨガに取り組んだ本格派。コロナ禍で帰国後、ヨガの呼吸法を応用できるかも、と思い、はじめたフリーダイビングを通して奄美に出合った。

「旅行好きでシュノーケリングでも行くのは海外が中心だったんです。それが、冬にはクジラが来るよ、一緒に泳げるよ、と聞いて奄美にはじめて来て、ここでいいじゃないって」

つてをたよりにTHE SCENEでヨガクラスを受けもつようになって3年目、ふだんコンセルジュのお仕事も兼務するという渡辺さんにとって奄美の魅力とは、ビーチがあって、手つかずの自然があって、ちゃんと強いところ。くっきりした自然のなか、日ごろの喧噪を離れ、朝夕二度のヨガで身も心もリフレッシュしたい。

海と陸の境界線でアーシング

ここからはTHE SCENEとHELLY HANSENのコラボレーションによるスペシャルアクティビティをご紹介。

まずは裸足になる機会もめっきり少なくなった都会人におすすめなのがアーシング。やり方はいたって簡単。素足で大地にふれるだけ。都会暮らしでたまったものをそこから解き放とう。正面にビーチを臨むTHE SCENEでは渚でのアーシング体験が可能。波音のゆらぎに耳を傾ければ、さらなるヒーリング効果も期待できる。

透きとおった海に漕ぎ出す
スタンドアップパドルボード

スタンドアップパドルボードは略称をSUP（サップ）という、サーフボードより少し大きめの板に立ち、パドルをこいで移動するハワイ生まれの海上アクティビティ。初心者でも気軽に楽しめるマリンスポーツとして近年人気が高い。THE SCENEでは目の前の大島海峡でSUPが楽しめる。透明度の高い遠浅の海なので、漕ぎながら海中の珊瑚や魚の上を飛んでいる気分に。

ウミガメと海中散歩
シュノーケリング

全21室がオーシャンビューのTHE SCENEではときおり、ウミガメが息継ぎで顔を出すのを客室から眺めることもできる。海までほんの数分というこの抜群のロケーションを満喫できるアクティビティがシュノーケリング。仲間や家族やパートナーと波打ちぎわで楽しむのも、船に出て沖で潜るも自由自在。運がよければウミガメと海中ランデブーのチャンスも。

加計呂麻ツアーで
さらなる解放へ

奄美大島最南端のTHE SCENEと大島海峡をはさんだ対岸に位置するのが加計呂麻島。先の大戦中、作家島尾敏雄が特攻挺部隊の隊長として赴任した呑之浦の文学記念碑をはじめ、戦跡も多いこの島は奄美の自然がつくりだす絶景の宝庫でもある。

今回のキャンペーンではTHE SCENEから船を出しツアー形式で、加計呂麻の見所を押さえていく。

諸数のスリ浜はマリンスポーツのメッカ。エメラルドブルーの海に白い桟橋が突き出すようにみえる映えスポットとしても人気が高い。そこから西が先にあげた呑之浦。さらに知之浦をやりすごして半島をまわりこんだ先にあるのが武名のガジュマルである。島にはいたるところにガジュマルが自生していて、樹齢数百年クラスも少なくないが、武名のそれは一対の巨木がおのおの森のような偉容をそなえて神々しい。パワースポットと呼ばれるゆえんか。

ほかにも、崖が海に落ち込むようなきりたった地形と紺青の海が特徴の加計呂麻では岩肌を穿つ青の洞窟や干潮時にだけあらわれる俵小島の砂の小道など、ツアーでは自然の妙手と呼びたくなる景観を存分に堪能できる。絶景の連続に、目を凝らしていると、崖の上になにやら動くものが。聞けば、食用で飼っていたヤギが野生化したもので、生態系保護のため、行政が捕獲を検討しているようだが、遠目には彼ら自身がその事態を思案しているかにもみえた。