COLUMN

2025.04.11

Ocean Learning

海のこと、もっと知って楽しもう!

みなさんは海で遊んだことがありますか?
砂浜で押し寄せてくる波と追いかけっこをする。海の水に足を浸ける。足のつく浅瀬で泳ぐ。浮輪で足の立たない深さまで行く。ホビーやカヌーを使って遠くまで行ってみる……。

水辺で遊び、地球を知るヘリーハンセンの海の学校「KOS(KIDS OCEANS SCHOOL)」では、1年を通して、子どもたちと一緒に海で遊び、たくさんのことを学びました。今年も新しい生徒たちを迎えて、スクールを開校したいと考えています。

私たちヘリーハンセンは海が大好きです。海で働く人や、セーリングやヨットなどをする人たち、海で遊んだりアウトドアを楽しんだりする人たちのために、動きやすく快適な洋服や道具をつくっています。海が大好きな私たちが、海で楽しく遊んで、海のことを知って、海のことを考える、そんな子どもを1人でも多く増やしていきたい、そうした思いからKOSの活動を立ち上げました。

これから先も美しい海で遊びたいと思いませんか?
そのために、私たちみんなができることについて考えていきたいと思っています。

海ではこんなことが起きている

白い砂浜、グリーンやブルーの美しい海。みなさんが写真や映画などで見たことのある海は、実は、いつまでも美しくいられなくなるかもしれません。現在、世界中で海が汚されてしまっているのです。海を汚している原因のひとつは、私たちが出すゴミです。そのなかでも自然に還ることのできないプラスチックはとても大きな問題になっています。

プラスチックは、軽くて薄くて丈夫な、とても便利な素材。ビニール袋や包装紙、洋服、食器やストロー、家具や玩具……、便利なプラスチック素材は生活のいたるところで使用されています。でもその多くが、使い捨てされ、川や海へと流されていっているのが事実です。プラスチックは自然に還ることができず、ただゴミとして海の中を浮いているのです。

ゴミのプラスチックは家庭から出され、川を流れて、海へと辿り着き、世界中の海へ流れていきます。海には、どのくらいの量のプラスチックゴミがあると思いますか?
なんと、世界中で合計1億5千万トン! すごい量です。このまま私たちがゴミを出し続けたら、2050年には海にいる魚の量をゴミが超えてしまうのです。また、マイクロプラスチックという、とても小さい5ミリメートルに満たないプラスチックが海に与える影響も問題視されています。真っ白な砂浜のビーチだった場所が、プラスチックゴミに覆われてしまったり、サンゴや多くの海の生き物たちに影響を与えたり、多くの問題が発生しています。そういった問題に対し、私たちに何ができるのでしょうか?

ひとつは、私たちのようなモノづくりをしている会社が責任を持ってモノづくりをすることが重要です。ヘリーハンセンでは、製品をリサイクルしたり、ヨットで使ったセイルを回収して新しい製品を生み出したり(アップサイクル)、環境への負担をなるべくかけないような素材を開発したり、いろんな活動をしています。

KOSでは、日本財団が設立した海洋プラスチックごみ対策を推進するための連携組織「Alliance for the Blue」と協力して、海洋ゴミに関する講座を開いてもらいました。そして、捨てられたペットボトルをリサイクルしたTシャツをオリジナルで作成し、みなさんに着ていただきました。

海のためにできること

世界の海洋ゴミが1億5千万トンなんていう数字を突然言われても、大き過ぎて想像ができないですよね? でも、このままの状況が続くと、海で泳ぐことができなくなったり、お寿司やお魚や貝を食べられなくなる日も決して遠いものではないのです。

まずは、海を知ることから始めてみませんか? 
浜辺で砂遊びをしたり、さざめく波に足をつけてみたり、勇気を出してライフジャケットを着て自分の背より深いところで浮いてみたり。少し慣れてきたら、サップやカヤック、ヨットを楽しみ、海を肌で、体で、心で感じてもらいたいと思います。
海遊びが楽しくなると、海が自分の部屋のように感じられます。そこに落ちている使い捨てられた釣り具やペットボトルに疑問を持つようになります。川や海はゴミ箱ではありません、みんなの場所だということが自然と理解できるようにはるはずです。

※Alliance for the Blue